四国遍路について、よくある質問と回答(Q&A)

真言宗以外の他宗派ですが、参加できますか?
真言宗以外のお寺も数カ所あります。宗派を問わずどなたでも参加していただけます。高野山も宗派は問いません。
先祖供養、親族、友人の供養はできますか?
宿坊や、各御札所の所定の用紙でお申し込みいただくか、お経木に戒名、俗名を記入して納めます。
部屋は相部屋でしょうか?
基本的に男女別の相部屋です。巡り会った人とは円滑にお付き合いしてください。テレビ、風呂の音、エアコンの温度等で迷惑にならないようにお願いします。どうしても個室がよい場合は当社にご相談ください。
洗濯はできますか?
施設によりコインランドリーがあります。
飲酒、喫煙はできますか?
巡拝中は、所定の場所で喫煙し、飲酒は全て一日のお参りが終わり、落ち着いた後、ゆっくりとお楽しみください。
白衣は必要ですか?
必要です。清浄を意味し、昔は死に装束の意味がありました。動きやすい服装の上に羽織ってください。
輪袈裟は必要ですか?
必要です。仏前に出るときの正装です。お好きな色柄の輪袈裟をご着用いただいて結構です。ご自身の宗派の輪袈裟でもかまいません。
金剛杖は必要ですか?
必要です。昔は行き倒れた人の墓標となりました。今は、「御大師様」の化身として持ちます。ある時は「家宝」ともなる遍路旅の記念品です。本来、金剛杖は結願と同時に納める物ではありません。
納め札は必要ですか?
必要です。納め札には住所、氏名、年齢、願意を記入して納札箱に納めます。最近は個人情報の問題から、住所は県、郡、市程度にとどめます。
いただいた納め札はどのように取扱えばいいですか?
仏壇の引き出し等で大切に保管します。玄関に貼り付けると盗難除けなどのご利益があるともいわれています。

御納経とは何ですか?
お寺での勤行や、写経を納めたしるしとして、納経帳や掛軸にいただく御朱印です。その納経帳や掛軸は「家宝」となります。
御影(おみえ)とは何ですか?
お寺のご本尊様は、ほとんどが「秘仏」です。そのためご本尊様のお姿を写し、御納経といっしょにいただけます。ただし、白衣の御朱印には御影はついてきません。
灯火とは何ですか?
お灯明、ろうそくなどといいます。心を照らす「明かり」です。ろうそく立ての上奥から立てます。
お線香について。
仏様を香りでもてなします。現在、過去、未来の三世を供養します。故に四国では三本を立ててお供えします。香炉の中央から立てます。
お賽銭について。
仏様にお供えする「お膳料」です。心ばかりの気持ちを小銭に託して奉納します。
お数珠(念珠)とは何ですか?
佛を拝礼するときに用いる道具。本来は陀羅尼や、念仏をするときに回数を数える物であるとされた。数珠の玉は百八あり、煩悩の数と同じとされている説が有力である。五十四や、二十七といった小型の数珠もある。四国巡礼では数珠を首にかけることを忌む。
高野山からの帰りは徳島駅まで戻らないといけないのですか?
高野山駅、りんくうタウン駅、新神戸駅、徳島空港でそれぞれ途中下車できます。どこで下車されても旅行代金は一律です。
服装の指定はありますか?
白衣と輪袈裟は必ずご着用いただきます。ズボンの種類・色の指定はございません。
どのくらい歩くのですか?
ほとんどのお寺は山門近くの駐車場に停まりますが、そこから200メートルほど歩くお寺もございます。長い石段があるお寺もございます。八十八ヶ所の45番岩屋寺は駐車場から境内まで約800メートルあり、登り坂と石段が続きます。行けない場合はバスでお待ちいただくことも可能です。