【別格1番 大山寺】阿波の高野山!縁結びのイチョウと祈りのお大師様

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別格1番大山寺の境内
別格1番 大山寺の境内

四国八十八ヶ所霊場とは別に、弘法大師ゆかりの地として信仰を集める「四国別格二十霊場」。そのスタート地点となるのが、別格1番・大山寺(たいさんじ)です。

ここは徳島県・阿讃山脈の中腹、標高約450メートルに位置し、「阿波の高野山」とも称される格式高い古刹です。
秋には境内を黄金色に染める巨大なイチョウや、縁結びの御利益があるお大師様の像など、八十八ヶ所巡礼とはまた違った奥深い魅力に出会える場所をご案内します。

山号・院号 仏王山 玉林院(ぶつおうざん ぎょくりんいん)
宗派 真言宗醍醐派
御本尊 千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)
開基 弘法大師(空海)
御真言 オン・バザラ・タラマ・キリク・ソワカ
御詠歌 ささげれば 大山寺(たいさんじ)の いちごより むなしく往(い)なん あとぞ悲(かな)しき (意味:この大山寺に一生懸命にお祈りを捧げなさい。もしここへ参らずに、一生(いちご)を空しく過ごしてあの世へ往くことになれば、なんと悲しいことだろう)

別格1番・大山寺の歴史と縁起

お寺の歴史は古く、6世紀頃に西範僧都(せいはんそうず)が開基したと伝えられています。
その後、弘法大師がこの地を訪れ、阿波国(徳島)の道場として整備しました。大師はここで千手観音像を刻んで本尊とし、山号を「仏王山」と定めました。

かつては七堂伽藍に12の支院を持つ大寺院であり、源義経も屋島の戦いへ向かう際に立ち寄り、戦勝祈願をしたと伝えられています。
山深い場所にありながら多くの信者が訪れ、特に「四国別格二十霊場」が創設された際には、その第一番札所として重要な役割を担うことになりました。

境内の見どころ:縁結びと黄金のイチョウ

山門をくぐり、緑深い参道を進むと、そこは俗界を離れた清浄な空気に満ちています。

1. 縁結びの「祈願(きぎょう)大師」

境内には、両手を合わせて祈る姿の弘法大師像「祈願大師(縁結び大師)」があります。
このお大師様は、人々の良縁や幸福を願って合掌されており、特に「縁結び」のご利益が強いと評判です。男女の縁だけでなく、仕事や健康など、あらゆる良いご縁を結んでくださると言われています。

2. 樹齢800年「大山寺のイチョウ」

大山寺のシンボルとも言えるのが、境内にある巨大なイチョウの木です。
樹齢は800年以上と言われ、源義経の家来である弁慶が植えたという伝説から「弁慶のイチョウ」とも呼ばれています。
秋(11月中旬〜下旬頃)になると見事な黄金色に染まり、境内一面にイチョウの絨毯が広がる光景は圧巻です。

3. 絶景と本堂

本堂は昭和に再建されたものですが、伝統的な様式美を備えています。また、山腹にあるため境内からの眺望も素晴らしく、天気の良い日には徳島平野や吉野川を一望できます。
「阿波の高野山」の名にふさわしい、荘厳で静寂な雰囲気を味わってください。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。
別格霊場の御朱印は、八十八ヶ所とは異なる専用の納経帳(別格二十霊場用)にいただきます。また、別格霊場では御朱印の他に「御影(おみえ)」や、20ヶ所すべて集めると念珠(数珠)になる「念珠玉(男玉・女玉)」が授与されています。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 徳島県板野郡上板町神宅字大山14-2
  • 位置関係: 四国八十八ヶ所の第6番・安楽寺や、第5番・地蔵寺から比較的近い場所にあります。八十八ヶ所巡りの途中で立ち寄るのが一般的です。
  • 第6番札所からの距離: 第6番・安楽寺から車で約20分。山道を登ります。
  • 駐車場: あり(無料)。山門の近くまで車で上がれますが、カーブの多い山道ですので運転にはご注意ください。
  • 次の別格札所へ: 別格第2番「童学寺(どうがくじ)」までは約16km。石井町方面へ向かいます。

まとめ:もう一つの四国遍路、ここから始まる

別格1番・大山寺は、八十八ヶ所巡礼の合間に訪れることで、弘法大師の足跡をより深く知ることができる特別な場所です。 樹齢800年のイチョウに見守られ、祈願大師と縁を結ぶ。八十八ヶ所とはまた違う「別格」ならではの魅力を、ぜひここから体験してください。

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