【別格2番 童学寺】弘法大師が学んだ学問の聖地!いろはの水と書道の寺

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別格2番童学寺の境内
別格2番 童学寺の境内

別格1番から吉野川を越えて南へ約16キロ。のどかな田園風景が広がる石井町に、別格2番・童学寺(どうがくじ)があります。

その名の通り、弘法大師が「童(わらべ)」の頃に「学(まな)」んだとされる場所です。
「いろはにほへと…」で知られる「いろは歌」を大師が創作したという伝説や、書道上達、学業成就を願う人々が多く訪れる、知恵と歴史の泉が湧くお寺をご案内します。

山号・院号 東明山 鼓山院(とうめいざん こざんいん)
宗派 真言宗善通寺派
御本尊 薬師如来(やくしにょらい)
開基 行基菩薩
御真言 オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ
御詠歌 まなびの(を)を 尋(たず)ねてくれば 童学寺(どうがくじ) 仏(ほとけ)の法(のり)の 池(いけ)の松風(まつかぜ) (意味:学びの道を尋ねて童学寺に来れば、仏法の教えが池の松風のように清らかに心に響いてくる)

別格2番・童学寺の歴史と縁起

飛鳥時代、行基菩薩によって開基されました。弘法大師はこの寺で幼少期(7歳から15歳頃まで)を過ごし、書道や仏教の基礎を学んだと伝えられています。
このことから寺号を「童学寺」と称するようになりました。

大師が唐へ渡る前、この地で「いろは歌(四十七文字)」を創作したという伝説があります。
また、かつては「学問所」として多くの僧侶や学僧を輩出するアカデミックな寺院として栄えました。平成29年(2017年)の火災で本堂を焼失しましたが、現在は再建に向けて復興が進められています。

境内の見どころ:いろはの水と名園

学問の神様としての信仰だけでなく、美しい庭園や不思議な伝説の水など、見どころが満載です。

1. 脳の病に効く「いろはの水」

境内には「お筆の清水(いろはの水)」と呼ばれる泉があります。
伝説によると、弘法大師が石に「いろは」の47文字を書いたところ、そこから清水が湧き出したと言われています。
この水を飲むと、書道や技芸が上達し、頭が良くなり、脳の病気にも効能があるとして古くから珍重されています。

2. 学業成就と「筆供養」

弘法大師が幼少期に学んだ場所であることから、学業成就や合格祈願の参拝者が絶えません。
また、毎年3月には使い終わった筆に感謝し、書道の上達を願う「筆供養」が行われており、弘法大師(筆の達人)ゆかりの寺ならではの行事として知られています。

3. 名勝「逍遥園(しょうようえん)」

境内にある庭園「逍遥園」は、江戸時代に作庭されたと言われる池泉回遊式の庭園です。
四季折々の花々や、池に映る松の緑が美しく、別名「千園(せんえん)」とも呼ばれ、国の名勝指定を目指すほどの美観を誇っています。参拝の後は、庭園を散策して心を落ち着かせるのがおすすめです。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。
童学寺の御朱印には、別格霊場特有の梵字に加え、「学業成就」などの願いを込めていただくことができます。
(※本堂再建中のため、参拝やお勤めの場所については現地の案内に従ってください)

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 徳島県名西郡石井町石井字城ノ内605
  • 位置関係: 四国八十八ヶ所の第11番・藤井寺と第12番・焼山寺の間に位置しています。お遍路ルートの途中で立ち寄りやすい場所です。
  • 別格1番からの距離: 別格1番・大山寺から車で約30分。吉野川を渡ります。
  • 駐車場: あり(無料)。山門前に駐車場があります。
  • 次の別格札所へ: 別格第3番「慈眼寺(じげんじ)」までは約38km。勝浦町方面へ、山深い道を進みます。

まとめ:学びの原点で、知恵を授かる

別格2番・童学寺は、弘法大師の「知の源泉」とも言える場所です。 いろはの水を味わい、幼き日の大師の情熱に触れることで、何か新しいことを学び始めたい、自分を高めたいという前向きな気持ちになれるお寺です。

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