【第3番札所 金泉寺】黄金の井戸の伝説と弁慶の力石!歴史と見どころ

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第3番札所 金泉寺の朱色の観音堂
第3番札所 金泉寺:鮮やかな朱色が美しい観音堂

第2番札所から約2.6キロ、のどかな田園風景を抜けた先にあるのが第3番札所・金泉寺(こんせんじ)です。

その名の通り、「黄金の泉」の伝説を持つこのお寺は、古くから水にまつわる不思議な言い伝えが残る場所。また、源平合戦で活躍した源義経や弁慶ゆかりの地としても知られています。
歴史のロマンと、少し不思議なパワースポット体験ができる金泉寺の見どころをご紹介します。

山号・院号 亀光山 釈迦院(きこうざん しゃかいん)
宗派 高野山真言宗
御本尊 釈迦如来(しゃかにょらい)
開基 行基菩薩
御真言 ノウマク・サンマンダ・ボダナン・バク
御詠歌 極楽(ごくらく)の 宝(たから)の池(いけ)を 思(おも)へただ 黄金(こがね)の泉(いずみ) 澄(す)みたたへたり (意味:極楽浄土の宝の池を思いなさい。ここには清らかな黄金の泉が澄みたたえられているのだから)

3番札所・金泉寺の歴史と縁起

金泉寺の歴史は、奈良時代に聖武天皇の勅願により行基菩薩が開いたことに始まります。当時は「金光明寺」と呼ばれていました。

その後、弘法大師(空海)がこの地を訪れた際、水不足に悩む村人のために井戸を掘ったところ、黄金色の水が湧き出したと伝えられています。この奇跡にちなみ、寺名を「金泉寺」と改めました。
また、亀山天皇もこの寺を厚く信仰し、京都の三十三間堂を模したお堂を建てるなどして隆盛を極めましたが、戦国時代の兵火で焼失。その後、現在の地に再建され、今に至ります。

境内の見どころ:伝説と歴史に触れる3つのポイント

境内には、寺名の由来となった井戸や、歴史上の豪傑にまつわる石など、興味深いスポットが点在しています。

1. 寿命を占う「黄金の井戸」

大師堂の北側にあるのが、弘法大師が掘り当てたとされる「黄金の井戸」です。
古くから「井戸の水面に自分の顔がはっきりと映れば長生き(長寿)できるが、ぼやけて映れば寿命が短い(あるいは災難が近い)」という言い伝えがあります。ぜひ井戸を覗き込み、ご自身の健康運を占ってみてください。

2. 豪傑の力試し「弁慶の力石」

境内には、源義経が屋島の合戦に向かう途中で立ち寄った際に、家来の弁慶が持ち上げたと伝わる大きな石「弁慶の力石」が置かれています。
その重さは想像を絶するものですが、伝説の豪傑・弁慶の怪力を肌で感じることができるスポットです。昔の人がどのように力比べをしたのか、想像が膨らみます。

3. 朱色が鮮やかな「観音堂」

境内の中でもひときわ目を引くのが、鮮やかな朱塗りの「観音堂」です。このお堂には聖観音菩薩が祀られており、行基菩薩の作と伝えられています。
また、本堂の両脇にある回廊には、全国の信者から奉納された「あごなし地蔵」などの珍しいお地蔵様も見られ、庶民信仰の深さを感じることができます。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。金泉寺の御朱印は、中央に御本尊・釈迦如来を表す梵字(バク)と「本尊 釈迦如来」の文字が力強く揮毫されます。
黄金の井戸の伝説に思いを馳せながらいただく御朱印は、きっと旅の良い記念になるはずです。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 徳島県板野郡板野町大寺字亀山下66
  • 第2番からの距離: 第2番札所・極楽寺から徒歩約40分(約2.6km)。平坦な道が続きますが、少し距離があるので水分補給を忘れずに。
  • 駐車場: あり(無料)。山門周辺に普通車用の駐車スペースがあり、アクセスは良好です。
  • 次の札所へ: 第4番札所「大日寺」までは約5km。徒歩で約1時間15分、車で約15分の距離です。ここから少し距離が伸びます。

まとめ:水と伝説の寺で運試し

第3番札所・金泉寺は、黄金の井戸での「運試し」や、弁慶の力石など、体験を通して歴史や伝説に触れられる楽しいお寺です。 静かな境内で井戸を覗き込み、自分自身の姿を見つめる時間は、忙しい日常を忘れる特別なひとときとなるでしょう。

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