【不動5番 密厳寺】弘法大師の爪彫不動!無垢光童子と安産のケヤキ霊木

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不動5番密厳寺の境内
不動5番 密厳寺の境内

不動4番から吉野川を下り、三好市池田町西山(にしやま)の山中へ。静かな山あいに、不動5番・密厳寺(みつごんじ)があります。

ここは弘法大師が自身の爪で岩に刻んだとされる「爪彫(つめほり)不動明王」を本尊とする霊場です。
「爪彫不動」の名で親しまれ、家内安全や除災招福、特に婦人の安産や子育てにご利益があるとして、古くから厚い信仰を集めています。

山号・院号 宝光山(ほうこうざん)
寺名 密厳寺(みつごんじ)
宗派 真言宗御室派
御本尊(不動) 聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)
※不動霊場本尊は爪彫不動明王
守り本尊(童子) 無垢光童子(むくこうどうじ)
御真言(童子) ノウマク カラバン キリク

不動5番・密厳寺の歴史と縁起

弘仁年間(810〜824年)、弘法大師が開基したと伝えられています。讃岐の本山寺、阿讃境の中蓮寺、そして阿波の密厳寺は「三寺院共一様一楼」をもって一夜にして建立されたという伝説が残っています。

このお寺の最大の特徴は、本尊の不動明王像です。これは大師が「爪彫り」で作ったとされ、「爪彫不動」として有名です。
家内安全、除災招福はもちろんのこと、特に「婦人の産妊安全、子育て安全」にご利益があるとされ、安産を願う人々にとって大切な祈願所となっています。

境内の見どころ:童子とケヤキの霊木

阿波国大西城主の祈願寺として名高く、大西賞美公の寄進でもある境内は、歴史の深さを感じさせます。

1. 守り本尊「無垢光童子(むくこうどうじ)」

密厳寺が担当する三十六童子は、第5番目の「無垢光童子」です。
「無垢」とは清らかで汚れがないこと、「光」は知恵の輝きを表します。純粋な心で信仰する人々を照らし、迷いを晴らして正しい道へと導いてくれる童子です。

2. 樹齢400年の霊木「大不動明王立像」

境内には、樹齢400年を越すケヤキの霊木で刻まれた「大不動明王」と「矜迦羅童子」「制吒迦童子」の不動三尊が安置されています。
自然の木の形を活かした力強い姿は圧巻で、このお寺のシンボルとなっています。

3. 県指定文化財の仏像群

密厳寺には、県指定文化財である「阿弥陀如来座像」や「地蔵菩薩像」など、貴重な寺宝が多く残されています。
歴史的価値の高い仏像を拝観できるのも、このお寺の魅力の一つです。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。不動霊場の専用納経帳に御朱印をいただきます。
こちらで授与される御影(おみえ)には、無垢光童子のお姿が描かれています。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 徳島県三好市池田町西山佐古3798
  • 電話番号: 0883-72-1548
  • 交通機関: JR土讃線「阿波池田駅」より約6.5km。
  • 駐車場: あり(無料)。駐車場は境内にあります。
  • 次の不動札所へ: 第6番「不動院(ふどういん)」までは約4.7km。車で約10分。香川県三豊市豊中町(本山寺の隣)へ向かいます。

まとめ:大師の爪跡と母の祈り

不動5番・密厳寺は、弘法大師の爪彫り伝説と、女性や子供を守る優しいご利益に満ちたお寺です。 無垢光童子の清らかな光に導かれ、ケヤキの大不動尊から力をもらって、次の霊場へと進みましょう。

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