【不動12番 建治寺】役行者開基の修験道場!身代瀧不動と波羅波羅童子

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不動12番建治寺の境内
不動12番 建治寺の境内

不動11番から山手へ約9キロ。徳島市入田町(にゅうたちょう)の山間、標高の高い場所に不動12番・建治寺(こんじじ)があります。

ここは天智天皇の時代に修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたとされる歴史ある霊山です。
境内には「身代わり不動尊」が祀られ、鎖場(くさりば)や岩屋などの行場が残る、野性味と霊気に満ちたパワースポットです。

山号・院号 大瀧山 身代瀧不動(おおたきさん みがわりたきふどう)
寺名 建治寺(こんじじ)
宗派 東寺真言宗
御本尊(不動) 身代不動(みがわりふどう)
※本堂本尊は金剛蔵王大権現
守り本尊(童子) 波羅波羅童子(はらはらどうじ)
御真言(童子) オン ハラ シツ ビタマニ アンファン ソワカ

不動12番・建治寺の歴史と縁起

天智天皇(661〜71年)の頃、役行者が衆生を済度すべく大峯山に上り、「末世の濁世降魔の尊を…」と祈念したところ、一天にわかにかき曇り、大地鳴動して金剛蔵王大権現が出現しました。役行者はその尊像を本尊として祀り、創建したと伝わります。

後に弘法大師が四国巡錫の折、当山にて巡留し、本尊金剛蔵王大権現を感得。大師は斎戒沐浴(さいかいもくよく)して尊像を彫刻し、本堂岩窟に安置しました。
その後、阿波藩主・蜂須賀家の祈願所として変遷し、現在、弘法大師作とされる金剛蔵王大権現は、岩窟奥に祀られています。

境内の見どころ:童子と行場の祈り

車で登ることができますが、道中は険しい山道です。たどり着いた境内は、俗界を離れた清浄な空気に満ちています。

1. 守り本尊「波羅波羅童子(はらはらどうじ)」

建治寺が担当する三十六童子は、第12番目の「波羅波羅童子」です。
名前の響きからも連想されるように、ハラハラと舞い散る花びらのように、私たちの煩悩や執着を払い落としてくれる童子です。御真言を唱え、心の重荷を下ろしましょう。

2. 行場に祀る「身代わり不動尊」

建治寺には、行場(ぎょうば)に「身代わり不動尊」が祀られています。
古くから、信者の身に降りかかる災難や病気を、代わりに引き受けてくださるありがたいお不動様として信仰されています。厳しい自然の中で修行する行者のような強さで、私たちを守ってくれます。

3. 金剛蔵王大権現と岩窟

本堂の奥にある岩窟には、弘法大師作と伝わる秘仏・金剛蔵王大権現が祀られています。
役行者が感得した修験道の主尊であり、悪魔を降伏させる忿怒(ふんぬ)の相をしていますが、その内面は深い慈悲に満ちています。山岳信仰のパワーを肌で感じることができる場所です。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。不動霊場の専用納経帳に御朱印をいただきます。
こちらで授与される御影(おみえ)には、波羅波羅童子のお姿が描かれています。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 徳島県徳島市入田町金治230
  • 電話番号: 088-644-1232
  • 交通機関: JR徳島線「下浦駅」より約10km。タクシーなどの利用をお勧めします。
  • 駐車場: あり(無料)。駐車場から境内までは徒歩約3分です。
  • 次の不動札所へ: 第13番「密厳寺(みつごんじ)」までは約13km。徳島市南部を抜け、小松島市方面へ向かいます。

まとめ:山岳霊場の厳しさと身代わりの慈悲

不動12番・建治寺は、修験道の厳しさが残る霊山で、身代わり不動尊の深い慈悲に触れられる場所です。 波羅波羅童子のご加護を受け、山の霊気で心身を清めて、次なる霊場へと向かいましょう。

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