【別格15番 箸蔵寺】ロープウェイで行くこんぴら奥の院!箸の伝説と天空の伽藍

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別格15番箸蔵寺の境内
別格15番 箸蔵寺の境内

別格14番から県境を越えて徳島県三好市へ。吉野川を見下ろす箸蔵山(はしくらさん)の山頂に、壮大な伽藍を構える別格15番・箸蔵寺(はしくらじ)があります。

ここは香川県の「金刀比羅宮(こんぴらさん)」の奥の院とも称される大寺院。
弘法大師が「金毘羅大権現」のお告げを受けて開山し、愛用の「箸」を納めたという伝説が寺名の由来です。ロープウェイでの空中散歩も楽しめる、四国屈指の規模を誇る山岳霊場をご案内します。

山号・院号 宝珠山 真言院(ほうしゅざん しんごんいん)
宗派 真言宗御室派
御本尊 金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)
開基 弘法大師(空海)
御真言 オン・クビラヤ・ソワカ
御詠歌 いさぎよき 箸(はし)の運(はこ)びを 蔵(おさ)め置(お)く 民(たみ)を救(すく)わん 誓(ちか)い変(か)わらじ (意味:箸を蔵め置いた清らかな心で、大師の民衆を救うという誓いは永遠に変わることがないだろう)

別格15番・箸蔵寺の歴史と縁起

天長5年(828年)、弘法大師がこの山に登り、金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)の神託を受けました。
大師は自ら金毘羅大権現の像を刻んで本尊とし、修行に使っていた「箸」をこの地に納めて、万民救済を祈願しました。これが「箸蔵寺」という名前の由来です。

以来、1000年以上にわたり「こんぴら奥の院」として、金刀比羅宮と共に篤い信仰を集めてきました。
明治の神仏分離令の際も、ここはお寺として存続し、神仏習合(神様と仏様が一緒に祀られている)の貴重な文化を今に伝えています。

境内の見どころ:天空の伽藍と重要文化財

ロープウェイを降りると、そこには山の上とは思えないほど立派な建物が立ち並んでいます。

1. 絶景の「箸蔵山ロープウェイ」

麓から境内までは「箸蔵山ロープウェイ」で約4分。ゴンドラからは吉野川や三好市の街並みを一望でき、春は桜、秋は紅葉の絨毯の上を飛ぶような空中散歩が楽しめます。
(※徒歩で登ることも可能ですが、急な坂道と階段が続くため、ロープウェイの利用が一般的です)

2. 国の重要文化財「本殿」と「護摩殿」

境内には、国指定重要文化財がなんと6棟もあります。
特に本殿や護摩殿は、神社のような建築様式と寺院の装飾が融合した豪華絢爛な造りで、日光東照宮を思わせるような彫刻美は必見です。神仏習合の歴史を色濃く残す、独特の空間です。

3. 箸供養と「箸」のご利益

寺名の通り「箸」に縁が深く、毎年8月4日(ハシの日)には盛大な「箸供養」が行われます。
使い終わった箸を感謝して焚き上げ、無病息災を祈ります。また、納経所では「長寿箸」や「中風除け箸」など、様々なご利益のあるお箸が授与されています。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。別格霊場の御朱印をいただきます。
ここは御本尊が「金毘羅大権現」ですので、力強い筆致の御朱印がいただけます。また、こんぴらさん(金刀比羅宮)と同じく、黄色い「幸福の黄色いお守り」も人気があります。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 徳島県三好市池田町州津蔵谷1006
  • 位置関係: 八十八ヶ所第66番・雲辺寺の対岸の山に位置します。第66番から第67番へ向かう途中に立ち寄るルートが一般的です。
  • 別格14番からの距離: 別格14番・椿堂から車で約40分。国道192号線を東へ進み、箸蔵山ロープウェイ乗り場を目指します。
  • 駐車場: あり(無料)。ロープウェイ山麓駅に広い駐車場があります。
  • ロープウェイ運賃: 往復 大人1,700円(※料金は変更になる場合があります)。
  • 次の別格札所へ: 別格第16番「萩原寺(はぎわらじ)」までは約12km。香川県側へ戻り、雲辺寺山の麓を目指します。

まとめ:こんぴらさんと対をなす天空の聖地

別格15番・箸蔵寺は、ロープウェイで気軽に登れる観光スポットでありながら、深い歴史と文化財を持つ本格的な霊場です。 神仏の力が融合したパワースポットで、毎日の食事を支える「箸」への感謝と、未来への希望を祈願してください。

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