【不動18番 浄土寺】一遍上人ゆかりの地!利車毘童子とぽっくり観音

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不動18番浄土寺の境内
不動18番 浄土寺の境内

不動17番(高知県)から大きく移動し、いよいよ愛媛県へ。東温市(とうおんし)下林にある不動18番・浄土寺(じょうどじ)は、のどかな田園風景の中に佇む由緒あるお寺です。

ここは時宗の開祖・一遍上人が草庵を結んだ地として知られ、また弘法大師が刻んだとされる「ぽっくり観音」が信仰を集めています。
守り本尊「利車毘童子(りしゃびどうじ)」と、豊作を祈る「身代わり不動」が、巡礼者を温かく迎えてくれます。

山号・院号 護皇山 天龍院(ごこうざん てんりゅういん)
寺名 浄土寺(じょうどじ)
宗派 真言宗醍醐派
御本尊(不動) 大日如来(だいにちにょらい)
※不動霊場本尊は身代不動
守り本尊(童子) 利車毘童子(りしゃびどうじ)
御真言(童子) オン シビレイ ソワカ

不動18番・浄土寺の歴史と縁起

鎌倉時代、文永11年(1274年)に時宗の開祖・一遍上人が、伊予国守・河野通秀公の寄進により、承久の乱で戦死した武将たちの霊を慰めるために建てたお寺です。当初は「窪寺(くぼでら)」と称していましたが、天正3年(1575年)に真言宗に改宗し、現在の「浄土寺」となりました。

その後、万治(まんじ)年間(1658〜1661年)に再興され、現在に至ります。
不動霊場としての本尊である「身代わり不動尊」は、昭和50年(1975年)10月、弘法大師のお告げにより、万民豊楽の祈願寺として今日に至るため、新たに迎えられました。

境内の見どころ:童子とぽっくり観音

松山市の隣、東温市の静かな環境にあり、心安らぐ参拝ができます。

1. 守り本尊「利車毘童子(りしゃびどうじ)」

浄土寺が担当する三十六童子は、第18番目の「利車毘童子」です。
名前は「徳」や「美」を意味するとされ、人々の心に徳を授け、美しい生き方へと導いてくれる童子です。御真言「オン シビレイ ソワカ」を唱え、精神的な豊かさを祈りましょう。

2. 老楽観音と極楽往生

本堂には、弘法大師が42歳の時に彫刻し、開眼したと伝わる「ほっくり往生老楽(おいらく)観音菩薩」が安置されています。
この観音様を信仰すると、心身が健康になって長生きし、死ぬ時は苦しまず安らかに(ぽっくりと)極楽往生できると伝わり、多くの参拝者が健康長寿を願って訪れます。

3. 身代わり不動明王

本堂の赤提灯が印象的な空間には、大日如来と共に不動明王が祀られています。
昭和の時代に勧請されたこのお不動様は、人々の苦しみを代わりに引き受け、五穀豊穣と生活の安定を見守ってくださる、頼もしい存在です。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。不動霊場の専用納経帳に御朱印をいただきます。
こちらで授与される御影(おみえ)には、利車毘童子のお姿が描かれています。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 愛媛県東温市下林平1671
  • 電話番号: 089-964-3540
  • 交通機関: 伊予鉄道「見奈良駅」より約1.8km。車で約5分です。
  • 駐車場: あり(無料)。境内に隣接して駐車場があります。
  • 次の不動札所へ: 第19番「玉泉寺(ぎょくせんじ)」までは約19km。松山市内を通り、西条市方面へ向かう途中(越智町)にあります。

まとめ:長寿と安楽を願う、愛媛最初の霊場

不動18番・浄土寺は、高知から愛媛へと舞台を移して最初の霊場です。 利車毘童子に旅の無事を感謝し、ぽっくり観音に将来の安心を祈って、後半の巡礼路へと歩みを進めましょう。

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