【別格20番 大瀧寺】別格霊場の結願寺!標高946mの天空と西照大権現

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別格20番大瀧寺の境内
別格20番 大瀧寺の境内

別格19番から山道を登ること約38キロ。香川県と徳島県の県境、標高946メートルの大滝山(おおたきさん)の頂上に、四国別格二十霊場の最後を飾る別格20番・大瀧寺(おおたきじ)があります。

ここは「阿波の西の高野」とも称される山岳信仰の聖地。
20番目の札所として、ここで全ての別格霊場巡りが成就する「結願(けちがん)」の場所です。雲上の静寂と、古来より信仰される「西照大権現(にしてるだいごんげん)」のパワーに包まれた、感動のゴールをご案内します。

山号・院号 大滝山 福寿院(おおたきざん フクジュイン)
宗派 真言宗御室派
御本尊 西照大権現(にしてるだいごんげん)
開基 行基菩薩、弘法大師
御真言 南無西照大権現(なむにしてるだいごんげん)
御詠歌 霊峰(れいほう)の 岩間(いわま)に開(ひら)く 大滝(おおたき)の 神(かみ)の教(おし)えを 守(まも)れ人(ひと)びと (意味:霊峰・大滝山の岩間に開かれたこの寺で、神仏の教えを心に刻み、人々よ、それを守り伝えなさい)

別格20番・大瀧寺の歴史と縁起

奈良時代、行基菩薩がこの山を開き、延暦10年(791年)に弘法大師が訪れて堂宇を建立しました。
大師はここで求聞持法(ぐもんじほう)を修し、阿弥陀如来の化身とされる「西照大権現」を安置しました。

かつては神仏習合の修験道場として栄え、徳島藩主・蜂須賀家や高松藩主・松平家の厚い保護を受けてきました。
住所は徳島県美馬市ですが、参道の入り口は香川県側にあり、まさに県境の山頂に建つ天空の寺院です。

境内の見どころ:結願の達成感と厄除け

険しい山道を登りきった先に現れる山門。その先に広がるのは、下界とは隔絶された清浄な世界です。

1. 結願(けちがん)の達成感

大瀧寺は、別格霊場巡りのゴール地点です。
本堂で最後のお勤めをし、納経帳に20番目の御朱印をいただいた瞬間、長い旅路をやり遂げた達成感と安堵感がこみ上げてきます。ここで「結願証」を申し込むこともできます(要確認)。

2. 厄除け「西照大権現」

御本尊の西照大権現は、厄除け・開運の神仏として名高く、古くから「厄除けの西照さん」として親しまれています。
神仏分離の影響を受けつつも、鳥居と仁王門が共存するなど、独特の信仰形態を今に残しています。

3. 夫婦杉と名水

境内には、樹齢数百年を越える巨大な杉の木が立ち並び、中でも二本の杉が寄り添う「夫婦杉」は縁結びのスポットとして人気です。
また、山頂付近でありながら清水が湧き出ており、大師ゆかりの霊水として参拝者の喉を潤しています。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。別格霊場最後の御朱印をいただきます。
別格二十霊場では、すべての寺で「念珠玉(数珠玉)」を集めることができます。ここ大瀧寺で最後の玉を授かれば、自分だけの特別な念珠が完成します。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 徳島県美馬市脇町字西大滝673-1
  • 位置関係: 香川県高松市(塩江温泉方面)と徳島県美馬市の境、大滝山の山頂にあります。
  • 別格19番からの距離: 別格19番・香西寺から車で約1時間15分。高松空港の脇を抜け、国道193号線を南下し、細い山道を登ります。
  • 道の注意点: お寺へ続く山道は非常に道幅が狭く、カーブも多い難所です。運転には細心の注意が必要です。冬期は積雪のため通行止めになることがあります。
  • 駐車場: あり(無料)。山門の前に駐車場があります。
  • 次のステップへ: 結願後は、京都の東寺(教王護国寺)や和歌山の高野山へお礼参りに行くのが習わしです。

まとめ:天空の霊場で迎える旅の終わり

別格20番・大瀧寺は、標高946メートルの空に近い場所で、全ての巡礼を締めくくるにふさわしい荘厳なお寺です。 ここまで無事に巡ることができた感謝を捧げ、満願の喜びを噛み締めながら、気をつけて山を下りてください。お疲れ様でした。

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