【第22番札所 平等寺】弘法の霊水と健脚祈願!心身を癒やす平等の寺

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第22番札所 平等寺の本堂と鮮やかな天井画
第22番札所 平等寺:あらゆる人々を救う「平等」の精神が息づく寺

第21番札所・太龍寺から山を下り、のどかな田園地帯に入ると第22番札所・平等寺(びょうどうじ)に到着します。

「平等」という名の通り、身分や性別に関係なく、すべての人々を平等に救済するという願いが込められたお寺です。弘法大師が掘り当てた「乳白色の霊水」は、万病に効くとして古くから信仰を集めてきました。
近年では、本堂までスロープが整備され、車椅子の方でも参拝しやすい「バリアフリーの寺」としても知られる、開かれた祈りの場をご案内します。

山号・院号 白水山 医王院(はくすいざん いおういん)
宗派 高野山真言宗
御本尊 薬師如来(やくしにょらい)
開基 弘法大師(空海)
御真言 オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ
御詠歌 平等(びょうどう)に 隔(へだ)てのなきと 聞(き)く時(とき)は あらたにたのむ 仏(ほとけ)なりけり (意味:仏様はどのような人でも平等に救ってくださると聞くにつけ、改めて頼もしく、ありがたく思うことだ)

22番札所・平等寺の歴史と縁起

弘仁5年(814年)、弘法大師がこの地を巡錫した際、厄除けの護摩祈祷を行おうとしましたが、水が見当たりませんでした。
そこで大師が井戸を掘ったところ、不思議なことに乳白色の水がこんこんと湧き出しました。大師はその水で身を清め、100日間の修行を行った後、薬師如来を刻んで本尊とし、寺を建立しました。

湧き出た水にちなみ山号を「白水山」、すべての人々を平等に救う誓いから寺号を「平等寺」と名付けられました。以来、病気平癒や厄除けの霊場として、多くの人々に親しまれています。

境内の見どころ:霊水と癒やしの祈り

境内は明るく開放的な雰囲気で、参拝者を温かく迎え入れてくれます。

1. 伝説の「弘法の霊水」

男坂(42段の石段)の下にある井戸は、弘法大師が掘り当てたと伝わる「弘法の霊水」です。
この水は「白水の井戸」とも呼ばれ、万病に効くとされています。特に眼病や足腰の病気に霊験あらたかと言われ、容器に入れて持ち帰る参拝者も多く見られます。無色透明ですが、伝説の乳白色の奇跡に思いを馳せてみてください。

2. 健脚を願う「奉納された松葉杖」

本堂の周囲には、かつて足が不自由だった巡礼者が、参拝によって平癒し、不要になった松葉杖や義足などが奉納されています。
これらは「足が治った」という感謝の証であり、御本尊・薬師如来の強いご利益を物語っています。足腰の健康を願う方にとって、非常に勇気づけられる光景です。

3. バリアフリーと美しい天井画

平等寺は、古くから「箱車(現在の車椅子)」での参拝を受け入れてきた歴史があり、現在もスロープやお賽銭箱の配置など、誰でもお参りしやすい配慮がなされています。
また、本堂の天井画は色鮮やかで美しく、見上げると花々が降り注ぐような華やかさがあります。伝統を守りつつ、現代の人々に寄り添うお寺の姿勢が感じられます。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。平等寺の御朱印には、薬師如来を表す梵字(バイ)と「本尊 薬師如来」の文字が記されます。
「平等」という言葉が持つ安心感とともに、心身の健康を願う祈りが込められています。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 徳島県阿南市新野町秋山177
  • 第21番からの距離: 第21番札所・太龍寺から約10.9km。太龍寺ロープウェイで下山し、そこから車で約20分、徒歩で約2時間半の距離です。
  • 駐車場: あり(無料)。山門前に整備された駐車場があり、アクセスは非常に良好です。
  • 次の札所へ: 第23番札所「薬王寺」までは約20km。ここから徳島県最南端の札所へ向けて、海岸線に近いルートを進みます。

まとめ:すべての人に開かれた平等の地

第22番札所・平等寺は、差別なく誰もを受け入れる温かいお寺です。 霊水で心身を清め、健脚のご利益をいただけば、これからの長い旅路もきっと元気に歩み続けられることでしょう。徳島県(発心の道場)の旅もいよいよ終盤です。

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