【不動26番 仙龍寺】滝の上に建つ「お山」!金剛護童子と弘法大師の霊跡

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不動26番仙龍寺の境内
不動26番 仙龍寺の境内

不動25番から南の山奥へ約20キロ。四国中央市新宮町(しんぐうちょう)の深山幽谷に、不動26番・仙龍寺(せんりゅうじ)があります。

別格霊場の13番でもありますが、不動霊場としては「開運厄除」「虫除五穀豊穣」のお寺として篤い信仰を集めています。
滝の音と読経の声が響く本堂は、弘法大師が護摩修行を行った洞窟の上に建てられており、守り本尊「金剛護童子(こんごうごどうじ)」と共に、訪れる人々を神秘的な世界へと誘います。

山号・院号 金光山 遍照院(こんこうざん へんじょういん)
寺名 仙龍寺(せんりゅうじ)
宗派 真言宗大覚寺派
御本尊(不動) 弘法大師・不動明王
守り本尊(童子) 金剛護童子(こんごうごどうじ)
御真言(童子) オン ダキニ エイ キリク ソワカ

不動26番・仙龍寺の歴史と縁起

嵯峨天皇の弘仁6年(815年)、弘法大師が42歳の時、不思議な霊力に導かれこの山を訪れ、山々の神々を祀る法造仙人(ほうどうせんにん)からこの地を譲り受けました。
大師は村人から山に棲む龍の神様と信仰されていた「渡沢大権現(わたりさわだいごんげん)」を開運不動尊を金剛窟に勧請。そして山の金剛窟に籠り、21日間の護摩修業をされ、自らの姿を彫刻され本尊とし、岩の奥深くに不動明王と鎖守護沢大権現を祀られました。

それ以降、当山は「龍の棲む霊山 仙龍寺」として、弘法大師より受け継がれる「護摩祈祷」が厳かに修行されています。

境内の見どころ:童子と滝の上の本堂

車を降りて参道を歩くと、そこは俗世とは隔絶された聖域です。

1. 守り本尊「金剛護童子(こんごうごどうじ)」

仙龍寺が担当する三十六童子は、第26番目の「金剛護童子」です。
金剛石(ダイヤモンド)のように堅固な意志で仏法と信者を護る童子です。その揺るぎない守護の力は、山岳修行の厳しさを乗り越える行者たちを支え、私たちの心の迷いをも打ち砕いてくれます。

2. 舞台造りの本堂と「お籠り」

仙龍寺の最大の特徴は、滝の上にまたがるように建てられたコンクリート造り(一部木造)の本堂です。
靴を脱いで堂内に上がると、そこは生活空間と祈りの場が一体となった不思議な空間。古くから「お籠り(通夜堂)」の風習があり、信者が宿泊して祈りを捧げる伝統が残っています。

3. 紅葉の名所と開運厄除

境内は「深山幽谷の霊山」として知られ、秋には美しい紅葉が参拝者の目を楽しませてくれます。
また、「開運厄除」や「虫除五穀豊穣」のご利益があるとされ、多くの信者から慕われています。特に子供の夜泣きや癇の虫封じに霊験があるとも言われています。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。不動霊場の専用納経帳に御朱印をいただきます。
こちらで授与される御影(おみえ)には、金剛護童子のお姿が描かれています。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 愛媛県四国中央市新宮町馬立1200
  • 電話番号: 0896-72-2033
  • 交通機関: JR予讃線「川之江駅」より約16km。車やタクシーの利用が必須です。
  • 駐車場: あり(無料)。駐車場から境内までは徒歩約8分です。
  • 次の不動札所へ: 第27番「椿堂常福寺(つばきどうじょうふくじ)」までは約13km。国道192号線方面へ戻ります。

まとめ:滝音に包まれる神秘の霊山

不動26番・仙龍寺は、自然の地形と一体になった建物と、弘法大師の修行の息吹を肌で感じられる特別な場所です。 金剛護童子に見守られ、山のエネルギーを全身に浴びて、心身を浄化して帰りましょう。

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