【不動29番 本山寺】国宝本堂の威容!宝蔵護童子と導不動の聖地

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不動29番本山寺の境内
不動29番 本山寺の境内

不動28番から北東へ約7キロ。三豊市豊中町(とよなかちょう)に、五重塔が目印の不動29番・本山寺(もとやまじ)があります。

四国八十八ヶ所第70番札所としても知られるこのお寺は、不動霊場第6番・不動院のすぐ隣(本寺)にあたります。
国宝に指定されている壮大な本堂には、守り本尊「宝蔵護童子(ほうぞうごどうじ)」と、人々を導く「導不動(みちびきふどう)」が祀られ、訪れる人々に威厳と安らぎを与えています。

山号・院号 七宝山 持宝院(しっぽうざん じほういん)
寺名 本山寺(もとやまじ)
宗派 高野山真言宗
御本尊(不動) 不動明王(ふどうみょうおう)
通称:導不動(みちびきふどう)
※本堂本尊は馬頭観世音菩薩
守り本尊(童子) 宝蔵護童子(ほうぞうごどうじ)
御真言(童子) オン マカ キャラパ ソワカ

不動29番・本山寺の歴史と縁起

大同2年(807年)、弘法大師が開基しました。往時は七堂伽藍を構える四国有数の大寺院でした。
大師が唐(中国)から帰国の際、師匠である恵果和尚から授かった「付属の七宝」をこの峰に納めた後、平城天皇(806〜9年)の勅願所となり、鎮護国家のために造立されたと伝えられています。

現在の本堂は、鎌倉時代の正安2年(1300年)に再建されたもので、寄棟造り・本瓦葺きの重厚な建物です。
「和様・禅様・天竺様」の3つの建築様式を取り入れた「折衷様式(せっちゅうようしき)」の傑作とされ、国の宝(国宝)に指定されています。

境内の見どころ:童子と国宝の伽藍

広大な境内には、国宝の本堂をはじめ、重要文化財の仁王門(八脚門)、遠くからも目を引く五重塔など、見どころが満載です。

1. 守り本尊「宝蔵護童子(ほうぞうごどうじ)」

本山寺が担当する三十六童子は、第29番目の「宝蔵護童子」です。
「宝蔵」とは、仏の教えや宝物(大切なもの)が納められた蔵のこと。この童子は、私たちが持つ才能や財産、そして心の豊かさを守り、正しい使い道へと導いてくれる存在です。

2. 人生を導く「導不動」

当山の不動明王は「導不動(みちびきふどう)」の名で親しまれています。
迷える人々を正しい道、幸福な道へと導いてくださるお不動様です。人生の岐路に立った時や、進むべき道に迷った時に、羅針盤のように行く先を照らしてくださいます。

3. 国宝・本堂と五重塔

なんといっても最大の見どころは、国宝の本堂です。外観の美しさはもちろん、内部の荘厳さも圧倒的です。
また、境内にそびえる五重塔は、讃岐平野のランドマーク的存在であり、その姿は遠くからでも確認できます。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。不動霊場の専用納経帳に御朱印をいただきます。
こちらで授与される御影(おみえ)には、宝蔵護童子のお姿が描かれています。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 香川県三豊市豊中町本山甲1445
  • 電話番号: 0875-62-2007
  • 交通機関: JR予讃線「本山駅」より約1.2km。徒歩で約15分です。
  • 駐車場: あり(無料)。仁王門の前に広い駐車場があります。
  • 次の不動札所へ: 第30番「妙音寺(みょうおんじ)」までは約1.5km。車で5分ほどの近距離です。

まとめ:国宝の輝きと導きの不動尊

不動29番・本山寺は、国宝建築の美しさと、広大な境内の開放感に浸れるお寺です。 導不動の導きを信じ、宝蔵護童子に大切なものを守っていただきながら、すぐ近くの次の札所へと向かいましょう。

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