【第40番札所 観自在寺】愛媛最初の霊場!十二支守り本尊と菩提の道場

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第40番札所 観自在寺の山門と十二支守り本尊
第40番札所 観自在寺:愛媛県最初の札所。十二支守り本尊が並ぶ境内

高知県から松尾峠を越えて愛媛県(伊予の国)に入り、最初の町・愛南町にあるのが第40番札所・観自在寺(かんじざいじ)です。

四国霊場では、徳島を「発心の道場」、高知を「修行の道場」、そしてここ愛媛を「菩提(ぼだい)の道場」と呼びます。悟りを求めて心を深める新たな旅のスタート地点。
自分の干支(えと)を守ってくれる仏様にお参りできることでも人気の、親しみやすいお寺の魅力をご案内します。

山号・院号 平城山 薬師院(へいじょうざん やくしいん)
宗派 高野山真言宗
御本尊 薬師如来(やくしにょらい)
開基 弘法大師(空海)
御真言 オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ
御詠歌 心(こころ)願(ねが)う 方(かた)へ向(む)かいて 観自在(かんじざい) なすことあれば 後の世(よ)までも (意味:観音様のように自由自在な心で、ひたすら願いを込めて仏道に励めば、来世までも救われるだろう)

40番札所・観自在寺の歴史と縁起

大同2年(807年)、平城(へいぜい)天皇の勅願により弘法大師が開基しました。
大師はこの地で一本の霊木を見つけ、そこから薬師如来、阿弥陀如来、十一面観音の三体の像を刻みました。薬師如来を本尊として安置し、残る二体を脇侍として祀って「観自在寺」と名付けたと伝えられています。

「観自在」とは観音菩薩の別名でもありますが、ここでは「心(智慧)が自由自在にあること」を意味し、庶民のあらゆる苦悩を救い、願いを叶える霊場として栄えてきました。

境内の見どころ:十二支と菩提の始まり

町の中心部にありながら、一歩境内に入ると静寂に包まれます。特に自分の干支の仏様探しは、参拝の楽しみの一つです。

1. 自分の守り神「十二支守り本尊」

山門をくぐると、参道沿いに「八体仏(はったいぶつ)」と呼ばれる石像が並んでいます。
これは十二支(子・丑・寅…)それぞれの守り本尊となる8人の仏様です(千手観音、虚空蔵菩薩など)。自分の干支の仏様を見つけて、水を掛けてお参りすると、厄除けや開運のご利益があると言われています。

2. 圧巻の山門と「仁王像」

観自在寺の山門は、四国霊場の中でも指折りの立派な楼門(ろうもん)です。
昭和53年に再建されたものですが、その大きさと精巧な彫刻は圧巻。両脇の金剛力士像も迫力満点で、ここから始まる愛媛の旅路の無事を力強く見守ってくれています。

3. 新たなステージ「菩提の道場」へ

このお寺は、愛媛県(菩提の道場)の最初の札所です。「菩提」とは、迷いを断ち切り、悟りの境地へ近づくこと。
高知の厳しい「修行」を終えた巡礼者は、ここで気持ちを切り替え、より深く穏やかな心で祈りを捧げます。境内には栄える松と書いて「栄松(さかえまつ)」という伝説の松もあり、長寿や繁栄の象徴とされています。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。観自在寺の御朱印には、薬師如来を表す梵字(バイ)と「本尊 薬師如来」の文字が記されます。
愛媛県の旅の始まりを記す記念すべき一枚です。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城2253-1
  • 第39番からの距離: 第39番札所・延光寺から約30km。高知県から県境の松尾峠を越えて愛媛県に入ります。車で約45分、徒歩だと約7〜8時間の道のりです。
  • 駐車場: あり(無料)。山門のすぐ横に広い駐車場があり、アクセスは非常に便利です。
  • 次の札所へ: 第41番札所「龍光寺」までは約50km。宇和海(うわかい)の美しいリアス式海岸を眺めながら北上し、宇和島市へと向かいます。

まとめ:愛媛の旅はここから始まる

第40番札所・観自在寺は、高知の修行を終えたお遍路さんを温かく迎えてくれるお寺です。 自分の干支の仏様に挨拶をし、これまでの旅の無事を感謝するとともに、愛媛での新たな出会いと悟りを願って、気持ちよく出発しましょう。

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