【第84番札所 屋島寺】源平合戦の舞台と日本一のタヌキ!縁結びの天空霊場

< 光明トラベル トップページへ戻る
第84番札所 屋島寺の朱色の本堂と夫婦タヌキ
第84番札所 屋島寺:源平合戦の古戦場・屋島に建つ、タヌキ伝説の寺

第83番札所から約14キロ。高松市のシンボルとも言える台地状の山「屋島(やしま)」の山上に、第84番札所・屋島寺(やしまじ)があります。

ここは那須与一(なすのよいち)の「扇の的」で有名な源平合戦の古戦場を見下ろす場所にあり、歴史ファンにはたまらない聖地です。
また、境内には「蓑山大明神(みのやまだいみょうじん)」と呼ばれる日本一有名なタヌキが祀られており、縁結びや子宝、商売繁盛の神様として、お遍路さんだけでなく多くの観光客で賑わっています。

山号・院号 南面山 千光院(なんめんざん せんこういん)
宗派 真言宗御室派
御本尊 十一面千手観世音菩薩(じゅういちめんせんじゅかんぜおんぼさつ)
開基 鑑真和上
御真言 オン・バザラ・タラマ・キリク・ソワカ
御詠歌 梓弓(あずさゆみ) 屋島(やしま)の寺(てら)に 詣(まい)りつつ 祈(いの)りをかけて 後の世(よ)を待(ま)つ (意味:屋島寺に参拝し、梓弓を引くように一心に祈りを捧げて、来世の安楽を待とう)

84番札所・屋島寺の歴史と縁起

屋島寺の開基は、奈良の東大寺を建てたことでも有名な唐の名僧・鑑真和上(がんじんわじょう)です。
天平勝宝6年(754年)、屋島の北嶺にお堂を建てたのが始まりとされています。

その後、弘法大師がこの地を訪れ、現在の場所(南嶺)にお寺を移し、十一面千手観音像を刻んで本尊としました。
屋島は源平合戦の激戦地であったため、宝物館には「源氏の白旗」や「那須与一の鏑矢(かぶらや)」など、合戦にまつわる貴重な宝物が数多く展示されています。

境内の見どころ:タヌキと絶景と朱色の本堂

山上まではドライブウェイで快適にアクセスでき、境内は見どころ満載です。

1. 日本三名狸「太三郎狸(蓑山大明神)」

本堂の横には、大きなタヌキの石像が並んでいます。これが屋島寺の守護神「太三郎狸(たさぶろうたぬき)」です。
弘法大師を道案内したとも、平家の落ち武者の霊が宿っているとも言われる伝説のタヌキで、変身能力は日本一と称されます。
「夫婦円満」「縁結び」「子宝」「水商売繁盛」の神様として絶大な人気があり、赤い鳥居の前にはいつも参拝者が絶えません。

2. 朱色が鮮やかな「本堂」

鎌倉時代に建立された本堂は、国の重要文化財に指定されています。
鮮やかな朱色(ベンガラ色)の外観が特徴的で、青い空や山の緑によく映えます。中には御本尊の千手観音坐像が安置されています。

3. 絶景「獅子の霊巌(れいがん)」と瓦投げ

お寺から少し歩くと、「獅子の霊巌」と呼ばれる展望台があります。
ここからは高松市街や瀬戸内海の多島美が一望でき、「日本の夕陽百選」や「夜景100選」にも選ばれています。ここでは小さな素焼きの皿を投げて厄を落とす「かわらけ投げ」も楽しめます。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。屋島寺の御朱印には、千手観音を表す梵字(キリーク)と「本尊 千手観音」の文字が記されます。
納経所では、タヌキの形をした可愛らしいお守りなども授与されています。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 香川県高松市屋島東町1808
  • 第83番からの距離: 第83番札所・一宮寺から約14km。車で約30分、徒歩で約3時間半。高松市内を抜け、屋島ドライブウェイ(有料)で山上へ上がります。
  • 駐車場: あり(有料:普通車300円)。山上に広い観光駐車場があります。
  • 次の札所へ: 第85番札所「八栗寺」までは約7km。屋島の山を下り、源平合戦の古戦場跡(檀ノ浦)を経由して、向かいの五剣山(ごけんざん)へ向かいます。

まとめ:歴史と伝説が交差する天空の舞台

第84番札所・屋島寺は、源平合戦の歴史ロマンと、愛らしいタヌキの伝説が共存する、明るく賑やかなお寺です。 絶景を眺めて気分爽快になったら、いよいよ結願(88番)に向けてラストスパートです。

    PAGE TOP