【第85番札所 八栗寺】ケーブルカーで五剣山へ!商売繁盛の聖天様と栗の伝説

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第85番札所 八栗寺の五剣山と聖天堂
第85番札所 八栗寺:険しい五剣山を背に建つ、商売繁盛の霊場

第84番札所・屋島寺の対岸、まるで5本の剣を天に突き立てたような独特の形をした「五剣山(ごけんざん)」の中腹に、第85番札所・八栗寺(やくりじ)があります。

ここはレトロな「八栗ケーブル」に乗って参拝する、ワクワク感のある山岳寺院。
そして何より、「お聖天(しょうてん)さま」と呼ばれる歓喜天(かんきてん)が祀られており、商売繁盛や良縁を願う人々で四国霊場屈指の賑わいを見せるパワースポットです。

山号・院号 五剣山 観自在院(ごけんざん かんじざいいん)
宗派 真言宗大覚寺派
御本尊 聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)
開基 弘法大師(空海)
御真言 オン・アロリキャ・ソワカ
御詠歌 煩悩(ぼんのう)を 胸(むね)の智火(ちか)にて 焼き栗(やきぐり)の 塵(ちり)も残(のこ)さぬ み法の恵(めぐ)み (意味:弘法大師の法力(知恵の火)によって、煩悩を焼き栗のように焼き尽くし、塵一つ残さず消し去ってくれる、ありがたい仏法の恵みよ)

85番札所・八栗寺の歴史と縁起

「八栗寺」という少し変わった名前の由来は、弘法大師の若き日の伝説にあります。

大師が唐へ留学する前、この山に登って「8つの焼き栗」を埋め、留学の無事を祈願しました。
そして帰国後、再び訪れてみると、なんとその焼き栗から芽が出て、立派に成長していたのです。この奇跡に感銘を受けた大師は、ここを霊場と定め、寺号を「八國寺」から「八栗寺」に改めたと伝えられています。

境内の見どころ:ケーブルカーと聖天様

ケーブルカーを降りて少し歩くと、迫力ある五剣山の岩肌を背負った境内が現れます。

1. 最強の福の神「お聖天さま(歓喜天)」

八栗寺で最も信仰を集めているのが、本堂の横にある「聖天堂」に祀られている「歓喜天(かんきてん)」です。
象の頭と人の体を持つ夫婦の神様で、夫婦和合、縁結び、そして商売繁盛に絶大な力を持つとされています。「八栗のお聖天さん」として親しまれ、そのご利益を求めて全国から参拝者が訪れます。本堂以上にお参りする人が多いほどの人気ぶりです。

2. レトロで可愛い「八栗ケーブル」

山麓からお寺までは「八栗ケーブル」を利用するのが一般的です。
昭和の雰囲気を残したレトロな車体が特徴で、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のロケ地にもなりました。車窓からは屋島や高松市街を一望でき、約4分間の空中散歩を楽しめます。

3. 神秘の山「五剣山(ごけんざん)」

お寺の背後にそびえる五剣山は、その名の通り5つの峰が剣のように並んでいました。
しかし、宝永3年(1707年)の大地震で東の一峰が崩れ落ち、現在は4つの峰となっています。岩肌が露出した荒々しい姿は、修験道の霊山としての厳しさを今に伝えています。

御朱印・納経について

参拝後は納経所へ。八栗寺の御朱印には、聖観音を表す梵字(サ)と「本尊 聖観世音」の文字が記されます。
お聖天さまの「巾着(きんちゃく)」や「大根」をモチーフにしたお守りも人気です。

アクセス・駐車場・参拝案内

  • 所在地: 香川県高松市牟礼町牟礼3416
  • 第84番からの距離: 第84番札所・屋島寺から約7km。一度山を下り、源平合戦の古戦場(檀ノ浦)を通って、隣の五剣山の麓へ移動します。
  • アクセス方法(八栗ケーブル):
    • 「八栗ケーブル登山口駅」を目指します(無料駐車場あり)。
    • 運賃: 往復 大人1,000円(※料金は変更になる場合があります)。15分間隔で運行。
  • 次の札所へ: 第86番札所「志度寺」までは約6.5km。海沿いの道を東へ進み、さぬき市志度(しど)へ向かいます。

まとめ:焼き栗の奇跡と商売繁盛

第85番札所・八栗寺は、弘法大師の不思議な伝説と、現世利益の強いお聖天さまのパワーが満ちるお寺です。 ケーブルカーで下界を離れ、五剣山の霊気の中で手を合わせれば、仕事も家庭も良い方向へ向かうきっかけがつかめるかもしれません。

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